仕事中にお昼のワイドショーが流れてくると、様々な事件が取り上げられています。
最近、日本国内で「若者を狙った詐欺事件」が急増しているようです。
被害者になるだけでなく、知らないうちに“加害者側”として巻き込まれてしまうケースもあり、私たち一人ひとりが注意しなければならない状況です。

直近のデータから見える実態
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警察庁のまとめでは、2024年に SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺 の被害は全国で3,800件以上、被害額はなんと 455億円にもなります。
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特殊詐欺全体の被害額も大きく、地域によってはSNS経由の被害が急増しているところもあります。
実際にあった事件
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千葉県:20代専門学校生が「警察」を名乗る相手に脅され、数百万円を振り込んでしまった。
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全国:SNSで募集した「高収入アルバイト」が、実は詐欺や強盗の加担を求める闇バイトだった例が多発。
どうやって騙してくるのか — 典型的な手口9選
1. ニセ警察・ニセ公的機関(電話/LINE誘導型)
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「あなたの口座が犯罪に使われています」「逮捕状が出ています」と不安を煽る。
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LINE通話や画面共有で偽の証明書を見せ、送金や口座情報を要求。
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対策:本物の警察は電話で金銭を要求しません。一旦切って公式番号にかけ直す。
2. SNS投資詐欺(高利回りを約束)
3. ロマンス詐欺(恋愛感情を利用)
4. 闇バイト(犯罪への加担)
5. セクストーション(性的画像の恐喝)
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画像や動画を送らせた後に「公開する」と脅して金銭要求。
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対策:不審な相手に画像を送らない。脅されたら証拠を保存して警察へ。
6. フィッシング・マルウェア
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「アカウント異常」の偽メールでリンクに誘導、IDやパスワードを盗む。
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対策:URLを確認。二段階認証を必ず設定。
7. SIMスワップ(電話番号乗っ取り)
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携帯番号を偽装移行され、OTPを悪用される。
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対策:キャリアのSIMロックや本人確認強化を設定。
8. なりすまし購入・代引詐欺(フリマ系)
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偽メッセージで口座番号やカード情報を入力させる。
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対策:アプリの外でやりとりせず、正規決済以外は利用しない。
9. ディープフェイクや偽音声
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有名人や知人の声・顔を偽装して金銭を動かさせる。
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対策:音声や映像だけで判断せず、本人確認を徹底。
すぐできるチェックリスト
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電話で金銭を要求されたら切って、公式番号にかけ直す。
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SNSでの投資話は家族や友人に相談する。
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求人は必ず会社情報を調べる。
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画像・動画は不用意に送らない。
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不審なリンクは踏まない。
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困ったら消費生活センター(188)や警察相談(#9110)へ。
まとめ
詐欺の手口は日々進化しています。
SNSやネットを使う機会が多い若者は、特に狙われやすい立場です。
「ちょっと怪しい」と感じたら立ち止まり、
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調べる
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家族に相談する
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第三者に確認する
この“ワンクッション”が被害を防ぐ最大の武器です。
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