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衣服が燃えて命を落とす「着衣着火」事故とは?予防と対処法を知っておこう

着衣着火という言葉をご存じでしょうか。

読んで字の如く、着衣に火がついて燃えることです。

この言葉を知ったのは、たまたまニュースで流れていたからです。

 

まだ、夏も続きますが、今後も夏の定番レジャーとして屋外でのバーベキューや、花火で遊ぶ際の注意喚起として説明されていました。

 

この着火事故ですが、年間で100人規模の方が亡くなっている。という事実は中々に衝撃を受けました。

 

また調べてみると、夏のレジャーだけではなく、日常的に火を使う場面で多く起きていることが分かりました。

 

そこで改めてAIに調べなおしていただき、それをまとめてみました。

 

着衣着火とは?

「着衣着火」とは、調理中のガスコンロや仏壇のろうそく、ストーブなど、身近な火や熱源から衣服に火が燃え移ることを指します。
一度衣服に燃え移ると炎は瞬く間に広がり、重度の火傷や死亡事故につながる危険性があります。

事故の実態

  • 総務省消防庁の統計によると、過去5年間で492人が着衣着火で死亡。年間約100人規模の被害です。

  • 被害者の8割以上が65歳以上の高齢者で、特に70歳以上に多いのが特徴です。

  • 主な原因は、

    • ガスコンロやストーブの炎に袖口や衣服の裾が近づいた

    • 仏壇のろうそくの火が袖に移った

    • ストーブに衣服が接触して発火

    • ライターの残火や焚火の火の粉による着火
      といったものが中心です。

詳細な事故事例と背景

NITE(製品評価技術基盤機構)による事例集より

  • ガスコンロ使用中の死亡事故
    ガスコンロ使用中に衣服に火が燃え移り、死亡した事例があります。事故現場およびやけどの状況などから、着衣に着火したと推定されていますNITE

  • 電気ストーブによる火傷事故
    電気ストーブの背面や近くで暖を取っていた際、衣服が過熱して発火し、やけどを負った例も報告されています。

  • ライター残火による着火
    ライター使用後、衣服のポケットに入れたところ、ノズルの残火が原因で衣服が燃え、やけどを負った事例があります。

  • 草焼きバーナーの不注意な使用による死亡事故
    草焼きバーナーが灯油漏れを起こしていたにもかかわらず使用を続けたため、炎が灯油に引火し、着衣に燃え移って死亡した事故も記録されています。

 

 

 

消費者庁医療機関ネットワークからの統計

  • 過去6年間(平成27~令和2年)の間に、572人が着衣着火で死亡し、このうち 493人(約86%)が65歳以上の高齢者であると報告されています中央合同庁舎

  • さらに、平成22年12月〜令和3年10月までの約11年間で、医療機関ネットワークには86件の着衣着火事故が寄せられ、そのうち**入院を要する事故が58%(50件)、死亡事故が5%(4件)**に達しています。

消防庁・NITEによる傾向と注意点

  • 過去5年間(2017~2021年)における着衣着火による死亡は492人、年間約100人規模で死亡事故が発生していますNITE共同通信PRワイヤー

  • NITEに通知された事故(20件)に関して、死亡・重傷はすべて70歳以上の高齢者が被害を受けていますNITE

  • 事故の原因のうち、消費者の誤使用や不注意が8割を占めていますNITE

各地域で報告された具体的事例

  • 城陽市(京都)

    • やかんを火にかけた状態でガスコンロの奥に手を伸ばした際、服の腕部分に火が移った事例

    • 仏壇のロウソクの火をつけたまま供え物を下げようとして袖口に燃え移った事例city.joyo.kyoto.jp

  • 埼玉西部消防組合管内
    以下のような事故事例が報告されています:

    • 仏壇のロウソクから、袖口に着火。

    • ガスコンロ使用中、炎が袖口に。当たるだけで着火。

    • 幼児が手持ち花火をし、ワンピースの裾に火が移る。

    • 電気ストーブに衣服が接触し着火。

    • 電気ストーブつけたまま就寝し、輻射熱でパジャマに発火。

    • たばこを吸おうとしてスカーフに引火。

    • 焚火中、火の粉が風にあおられて着衣着火。
      ※これらの中には、死亡にいたった例も含まれていますsaisei119.jp

 

 

予防のポイント

  1. 衣服の選び方

    • 火を扱う時は、袖や裾が広がった衣服は避ける

    • 毛羽立ちやすい素材(アクリル、レーヨンなど)は燃え広がりやすいため注意

    • 防炎加工のエプロンやアームカバーを活用

  2. 火の取り扱い

    • コンロは鍋底から炎がはみ出さないように火力を調整

    • 仏壇のろうそくや線香は服が触れない位置で使用

    • ストーブ周りには衣類や布類を置かない

  3. 高齢者への配慮

    • 認知症や身体が不自由な方は特にリスクが高いので、周囲がサポート

    • 火を使う場面では付き添いを心がける

万が一、衣服に火がついたら

炎がついたときに慌てて走ると、かえって火が燃え広がってしまいます。
世界的に推奨される対処法が「ストップ・ドロップ&ロール」です。

  1. ストップ(Stop) … その場で動きを止める

  2. ドロップ(Drop … 地面に倒れる

  3. ロール(Roll) … 左右に転がって炎を窒息させる

加えて、可能ならば

  • 服を脱ぐ

  • 水をかける

  • 布でたたいて消す
    といった応急対応も有効です。

火が消えたら、すぐに119番通報し、医療機関を受診してください。火傷は見た目以上に重症化していることがあります。

まとめ

  • 着衣着火は「日常の小さな油断」から発生し、死亡事故にもつながる大変危険な現象です。

  • 特に高齢者に多く、防ぐためには衣服の工夫・火との距離・防炎グッズの活用が大切です。

  • 万一火がついてしまったら「ストップ・ドロップ&ロール」で炎を消すことを覚えておきましょう。

身近な火のそばでは、ちょっとした注意が命を守ります。ご家庭や職場でぜひ共有してください。

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