40代言語聴覚士♂のはじめての一人暮らし。節約生活。

40代男。言語聴覚士。一人ぐらし。節約生活。自炊。失敗男

男親の抱える課題。弱音が吐けない

夕方の食事介助中、テレビからは痛ましいニュースが流れてきました。

 

50代の男性が一人娘と一緒に無理心中をした。というものでした。

www.fnn.jp

 

男性の年齢に対して娘の年齢が小さいのが衝撃的でした。

 

40代で子ども、結婚したかったし、子どもも欲しかった自分にとっては羨ましい話ではありますし、きっと子どもができた時は嬉しかったんじゃないかと思います。

 

それだけに辛いですね。

 

一人親家庭。と聞くとどうしても、女性が子育てしているイメージが先行しがちです。私もそうです。ですが、男性による一人親世帯にはどのような課題があるのでしょうか。

Chat GPTに調べてまとめて貰った資料をもとに、書いてみました。

 

 

1. 経済的な課題

父子家庭の平均年収は約496万円(母子家庭は236万円)、それでも相対的貧困率は高く、ひとり親世帯全体では約半数が貧困線以下となるケース。

 

女性よりは、手取りは多いものの、やはり家庭を支えていくには難しく、経済的に困窮しているケースが多いとのことでした。

父親が、子どもの事情で仕事を休むことを同僚からは理解されず、それが苦しくて仕事を辞めて時間に融通が利く仕事(非正規雇用など)に変えた。などニュースでは話していました。

 

また収入があるが上に、控除や受けられないサービスがあるなど、稼げるがゆえのデメリットというのもあります。

自治体ごとに受けられるサービスが異なるため、その辺りも調べる必要があります。

中々受けられるサービスなど調べることもしないので、知らないまま受けてないというケースもあるかもしれません。

 

・所得によって受けられなくなる主な「給付・サービス」

制度名 所得(または収入)制限 受けられなくなる目安(例)
児童扶養手当(母子・父子家庭) 所得制限あり(扶養人数で異なる) 子1人扶養で年収約365万円超で全額停止(目安)
医療費助成(子ども・一人親) 多くの自治体で所得制限あり 自治体により異なるが、年収300~400万円台で打ち切りの例あり
保育料の軽減(保育園・こども園 課税額または所得割課税額で決定 住民税非課税世帯や所得階層ごとに段階的に増額
就学援助(学用品費や給食費の補助) 世帯の収入に応じて自治体が判断 生活保護基準の1.3倍超で不支給となる自治体が多い
高等職業訓練促進給付金 住民税非課税世帯などが対象 年収や所得が上がると**「非課税世帯」要件を外れて支給対象外**
高等学校等就学支援金 年収約910万円未満世帯が対象 年収910万円超で不支給
国民健康保険料の減額 所得によって減額率が変動 一定の所得(例:330万円超)で減額なしになる自治体が多い
住宅手当(自治体) 家賃・収入要件あり 所得基準をわずかに超えると対象外

 

こうしてみるとかなり安い年収であっても、打ち切られてしまう制度が多いですね。

 

2. 心理的・健康面の負担

・単身の父親は、既婚・同居父親に比べて心理的ストレス(K6スコアで計測)を抱える割合が高く、単親父親では8.5%にのぼり、健常父親の5.0%と比較して明らかに高い

 

・特に睡眠不足(6時間未満)や非正規雇用心理的ストレスと関連が深い

 

・仕事・育児・家事を一人で担う中で、自身の健康管理)が後回しになりやすい傾向もある。

 

健康管理がおろそかになったり、睡眠不足、栄養不足になると、ストレス耐性が低くなり、常にイライラしまから、子育てでも仕事でもいいことがありません。

 

3. 家事・育児負担とワークライフバランスの難しさ

日本の男性労働文化では長時間労働が普通とされ、柔軟な働き方が得にくく、子どもの病気や行事などへの対応が困難

 

2人親だと、母親の方が子どもが熱を出したから仕事を休みます。仕事帰ります。などという事が頻発します。

私は言語聴覚士の資格を取る前段階での実習地が小児を担当している病院だったのですが、そこでは本当に子どもが熱をすぐに出したり、病気になって休みます。ということが多かったです。

 

4. 社会的孤立・支援格差

「ひとり親=母子家庭」というイメージが強く、父子家庭の問題はあまり可視化されておらず、支援制度や相談窓口の整備も不十分

父子家庭であることへの社会的偏見や、制度利用におけるハードルも見受けられる。

 

内容的には重複しますが、それだけ深刻なのでしょう。

 

5. 養育費・親権トラブル

離婚や別居後の面会交流や養育費の支払いに関して、母親側が有利とされる日本の法制度下では、父親側が連絡手段を断たれるなどトラブルになるケースがある

 

ニュースでは、片親になった経緯は様々でしたから、あまり触れてませんでしたが、離婚した場合だと、女性側が養育費の支払いをするイメージはちょっと湧かないですね…。

 

6. 子どもの教育・体験格差

単親世帯では教育支援へのアクセス、習い事やクラブ活動への参加機会が制限される傾向があるため、子どもの学習・体験格差が拡大しやすい。

 

特に父子家庭では家庭での子育て支援資源が限定的で、子どもの学習サポートが難しいケースもある。

 

最近言われ始めた子どもの体験格差。塾や習い事といった事から、部活やクラブに参加すると。

 

休みの日は家族会で持ち回りで県外まで車の送迎をしている。と職場の人から話を聞いた時は耳を疑いました。

 

総括

単に「父親」であるだけでも、社会制度や職場文化が女性中心のサポートを前提としているため、父子家庭は以下のような独自の問題に直面しています:

  • 経済的負担(非正規雇用、所得低位)

  • 心理的ストレスと健康リスク

  • 家事・育児と仕事のバランスの難しさ

  • 相談・支援ネットワークの乏しさ

  • 法制度上の扱いの偏り(養育費・親権問題)

  • 子どもの教育・体験の不均等

 

・最後に

今回は父子家庭の課題を上げていきました。

男性はどうしても甘えたことや弱音を吐いても

「甘えるな」

「男だろ」

というような圧力があり苦しくても我慢してしまいます。

我慢して我慢して、もう我慢できない。あと一歩超えたら終わる。

 

というところでポツリと弱音を吐きます。

 

助けて欲しい。分かってほしいという思いを込めて。

 

身近な人が発する、珍しい弱音。気付いた時に取りこぼさないようにしたいものです。

 

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