最近、「給湯器の無料点検に伺いました」と訪問してくる業者によるトラブルが各地で報告されています。とくに高齢者の一人暮らし世帯を狙うケースが目立ち、国民生活センターにも相談が寄せられています。
本記事では、訪問業者による給湯器交換の悪質な手口や被害例、そして予防のポイントをまとめました。
なぜ狙われるのか?
給湯器は生活に欠かせない設備ですが、普段はあまり意識しません。耐用年数は約10年程度と言われていますが、多少古くても使えてしまうため、業者に「危険です!すぐ交換しないとお湯が出なくなりますよ」と言われると不安になってしまいます。
とくに一人暮らしの高齢者は
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判断を急かされると断りにくい
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正しい相場や寿命についての情報が少ない
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家に長く在宅しているため狙われやすい
といった理由からターゲットになりやすいです。
悪質業者の典型的な手口
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「無料点検です」と突然訪問
自治体やメーカーを名乗り、信頼させて点検に入り込みます。 -
不安をあおる説明
「すぐ壊れる」「ガス漏れの危険がある」などと大げさに伝えます。 -
高額な交換を即決させる
「今なら特別割引」「今日決めないと在庫がなくなる」と急かして契約を迫ります。 -
見積もりが不透明
「工事一式〇〇円」としか書かれず、内訳が不明確なまま契約。 -
工事やアフターサービスのずさんさ
無資格施工や手抜き工事を行い、設置後のトラブルには対応しないケースもあります。
被害にあったらどうする?
もし契約してしまった場合でも、クーリングオフ制度が使える可能性があります。契約書を受け取った日から8日以内であれば、書面やメールで解除が可能です。
また、困ったときは 消費者ホットライン(188) に相談してください。専門の相談員が対応してくれます。
予防のためのチェックリスト
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突然の訪問は相手の身分証や会社名を必ず確認する
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事前通知がない「無料点検」は基本的に怪しい
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見積もりは必ず複数業者から取る
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今日中に決めないと」という言葉は信用しない
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家族や知人に相談し、即決はしない
まとめ
給湯器の交換は生活に直結する大きな買い物です。悪質な訪問業者の手口を知っておくだけでも、被害を防ぐことにつながります。
不安になったときは、まず ガス会社や給湯器メーカーに直接連絡する のが一番安心です。大切な設備だからこそ、正しい情報と信頼できる業者を選びましょう。
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